秋刀魚群南下開始か?
20日9時掲載
今日も総体的に昨日並みの水揚げがありました
北洋漁場の10度台水温帯から南西に伸び
る冷水帯外縁域で秋刀魚群が移動を始めた
模様です
17日に内地各港に1000tと言う今漁期
最大量の水揚げを成した20隻足らずの
秋刀魚漁船は折り返し北洋漁場へ向
かったようですが、17日夜半過ぎより
灘口で漁場開拓調査をした船がありました
黒崎東200マイル付近か
魚体組成が極端に悪く諦め更に沖出しして
18日の夜の調査では魚体組成今期最高の
群に遭遇し漁獲に至った模様
向かい風強い中水揚げに向かいましたが
今夜半前には漁場復帰が出来ましょうし
海は凪て来る予想です
待ちに待ったチャンス到来と成りますよう
祈る気持ちで一杯です
これが大きな群の参入の前兆であるなら
除夜の鐘が鳴るまで40日頑張って前代未聞
の水揚げ金額達成も夢ではなくなります
この漁場の最大の利点は、小型の秋刀魚漁船
でも行ける漁場であり、魚群が後ちょっと西
に移動してくれれば
日本の排他的経済水域に入り外国船との
競合が無くなる事です
良い船は18日の夜20t以上の漁模様の
様子、頑張ってください
もっとも、一部情報によれば外国籍さんま
漁船の一部は漁場離脱をしたようです
今朝のNHKのニュースによれば、伊豆諸島
の各港口では、オイルフェンスを設置して
漂流軽石の襲来に備えているとか
漁民の当座の困り事はオイルフェンスを
突っきっての入出港が出来なくなった事だ
そうです
軽石の襲来も困りますが、このような
無知恵からくる善意押し付けの行政災害は
もっと困り事でしょう
オイルフェンスを設置した行政は、軽石の
襲来の心配が完全に無くなるまでは撤去した
がらないでしょう
その間漁民はどうするのでしょうか
操業停止による稼ぎ損ないはコロナ対策に
倣い行政が補償するのでしょうか?
そんな事期待する漁民は居ません
私は入出港の自由確保まで考慮して
昨日提唱の漂流軽石防御ネットを設計
しました
私の設計の防御ネットの浮体部分は定置網
の浮体部分をそのまま利用した物でキールの
付いた船なら通過の瞬時プロペラを停止して
直角に乗りきる事が出来ます
夜間の入港は難しいでしょうが
出港であれば見張りを厳重にして可能です
船外機船でも船外機固定部をフリーにして
プロペラを停止すれば惰性で乗りきれます
もう一つの利点は、軽石の収集機能も
併せ持たせました
オイルフェンスは侵入を防ぐだけで処理は
別途考えなければなりません
行政にたずさわる人々は自らの責任回避の
為の仕事ではなく、当事者の為に
地球自然環境保持の為に行政は如何なる
役割を全うする事が適切か
常に柔軟な発想を成し得る知見を養いおき
願いたいものです