直売所千倉

千葉県木更津市にある、日本一小さな魚屋です。半世紀プラス25歳の青年が一人で切り盛りしています。50年の知恵と25歳の純真さが魚を美味しくお届け致します。 住所は 木更津市長須賀327ー1.電話09044300376 当店でのお取り扱いは、日銀カードのみでございます。還元ポイントは有りませんが、基礎手数料ゼロの日銀カードが 、最もお得です。 当店では、お売りする魚についてお客様にご納得いかれるまでご説明申し上げています。漁獲海域、漁獲方法、水揚げに至る経過、水揚げから店頭までの経

房総半島にも軽石漂着の危険性

19日6時掲載

秋刀魚漁は相変わらず、北緯43度東経

155度付近の北洋漁場、異常中の異常な

漁況です

17日の夜は150度以西を調査した船も

ありましたが調査に終わっています

昨夜は、17日水揚げ後に内地を出港した

船が400マイル程の灘口で少しまとまって

漁獲しました

北緯40度東経148~149度の海域と

思われます

沖だと2昼夜灘口だと1昼夜の距離ですから

灘で獲らせてくれるとよいです

鯖旋網は前日並みには行かず、投網チャンス

が無かった船団があった模様です

特筆すべきは、本鮪だけを22本獲った船が

あります、この船は通常3日~1週間沖出し

するめばち狙いの船ですが、今回は黒鮪のみ

漁場が違う?、餌に活餌を使ったか?

注目の価値有りです

他の漁は昨日並みは期待出来ます



まだ祖父母が元気に生きていた頃ですから

昭和20年代、

孫の私の爺さん孝行の一つは砂浜を歩き軽石

を探して適当な大きさ~握り拳位~を拾って

来る事でした

軽石は、かかとの角質を取るのに役立ちました

風呂場に置き温まったかかとを擦っていました

祖父は80歳代、栄養不足の時代角質があると

ひび割れを起こすから早めに取りたかった

ようです

父親からは南方の火山が噴火して熔岩が流れて

来るんだと教わりました

軽石にはこんな思い出しかありませんが、

今回の福徳岡の場の噴火に伴う流出軽石

悠長な事を言ってはいられません

千葉県は昨日小型の調査船ふさみを日の出前

に千倉港から出港させ漂流状況の調査を始め

ました

大島西水道を時計回りで相模湾に入り込んだ

軽石が内湾域に漂着する危険性が指摘されて

いましたので目視観察のためでしょうが

幸い、今日明日房総半島に到達する海域には

漂流していない模様です

他の確実な情報によれば石廊崎の沖の黒潮

流域には漂流していると言う事です

今日は東寄りの風の見込みですので内湾域

では着岸の心配は少ないと思います

沖縄県のようにならない為に、急ぎ防御

ネットの準備を提唱します

浮力の強いあば綱~定置網の箱網のあば綱

より多くの浮体(ブイ)通した物1本150m

150m長さの岩縄(重し綱)

定置網の箱網用の網~長さ150m深さ5~

7m

港湾工事で使う汚泥流出防御ネット~長さ

150m深さ2m位

10m位の曳航綱4本

以上5品を部品として準備します

先ず、あば綱に箱網用の網の端から30cm

位が海面に出るようにブイを包む事が出来る

ようにする余裕の位置で括り付けます

その網の反対側の端は岩縄に括り付けます

あば綱の所で汚泥流出防御ネットを箱網用

網に張り合わせ下端は暴れないように所々

で留めます

あば綱の両端、岩縄の両端に曳航綱を取り

付けて出来上がり

流入しては困る場所、漂着しては困る場所の

沖に設置します

150mより狭い間隔(陸側にたわむよう)

で定置網に使う錨を入れこれに防御ネット

を取り付けます

必要に応じ連結します

軽石漂流物が溜まったら1セット毎外して

陸上げするか、沖合に戻すか(海洋汚染防止

には十分な配慮が必要)

防御ネットの製造には、定置網乗組員なら

10人で1日1セットは造ってくれるで

しょう

房州の全ての定置網に協力を求めれば

1日で30セットは出来るでしょう

海老網漁師にも協力は求められましょう

資材の準備を急がせれば房州の沿岸部は

守れます

1セットの曳航綱を2隻の船に持たせて沖合

に漂流する軽石を表層曳きの要領で収集する

事も出来ます