小型本鮪回遊
銚子入港の鮪延縄船に、本鮪の混獲が散見
されます
中には、本鮪だけを水揚げする船があります
1隻50本とまとまって持って来る船も
あります
銚子沖近海で操業する大目網に本鮪がかか
っています
昨日は、外房の定置網2ケ統に10本の入網
が有りました
内2本を買いました
身質は、色合い90点、あぶらは腹身95点
背身90点、食感は熟成ゼロの為もあって
80点
これが私の評価です
総合点85点は立派なものです
久しぶりに房総近海に本鮪が来遊しました
野島崎を起点に女の人の大きな乳房が沖に
せり出す形で16度の等温線が描かれま
した
その沖は黒潮系水です、16度等温線の内側
は親潮系水です、この線の内縁にいわし、鯖
が回遊し鮪はこれら小魚をたらふく捕食して
いると想像されます
今が房総東沖海域の冬海の絶頂期です
この鮪がぼつぼつ獲れる事を期待しています
この身質が保たれるのはお彼岸まで
桜の花が咲いたら、夏鮪へと変わるでしょう
1月末に一度漁獲枠を消化してしまった
千葉県南部海域の鮪漁ですが、水産庁担当官
の指導よろしく2月内に再配分を得て例え
10数本と言えども漁獲につながった事は
たいへん良かったと思います
増枠分は10トンです、大切に漁獲につなげ
かつ美味しく食べて頂きたい思いです
1投網100トンも漁獲してもまだ採算性の
危ぶまれる旋網漁法での漁獲は適切を欠きます