自然環境の破壊が水産業に与える破壊的影響その１

「けえは泥被ったらいっぱつだ」

（けえ（貝～鮑）は河川から流れ込んだ

泥水に被われたら直ぐに死ぬ）

黒潮が洗う外房の清らかな海に生育する

カジメ等の海藻を食べて育つ鮑はまた泥分の

無い透明度の高い酸素分豊かな海域を好んで

生息すると言う生態を良く知る千葉県県土

整備部幹部職員の一人が真実感を込めて

発した一言です

県土整備部（土木部）と言う県民が心地よく

生活する為の

道路を造り、河川を整備し、山崩れを防止

する等の土を動かす工事をする部門の現場

責任者である彼が、自らの指揮の誤りに

より、清澄である海域に泥水を流出させた

場合の責任の重大性を漁業者の言葉を借りて

発したものです

自然環境の大切さを認識された自制の考え方

を堅持するが上の発言と評価します

全ての公務員がかくなる信念を持って職務に

精励される事を念じます

道路を造り

河川を整備し

港を造り

人間が住む上で、生活の糧を得る為に、

人類は、地球を傷付けながら生きて

来ました

傷付けた中で最大にして解決策さえ見えて

いない事は

地球温暖化でしょう

千葉県における最大の傷付け行為は

富津岬以北の埋め立て工事でした

私の先祖は江戸時代、私財を持って

地震で隆起した港を船の出入りの為に

ノミと⛏️つるはしで掘り下げたそうです

地球温暖化を防ぐには、CO2の排出をゼロに

して、またC０２を吸着する手段を実行し

後は 地球の治癒力に頼るしかないでしょう

東京湾の埋め立ては、

「東京湾は死んだ」と言う冊子を発行させ

東京湾の自然環境の自然治癒力をゼロにして

しまいました

昭和３０年代のそれに

比して比べる事の出来ない程大きな経済効果

を生みましたが、自然環境治癒力をゼロに

してしまったのです、東京湾の

自然環境は自然治癒する根拠を持ちません

水質保全等環境維持には人工による膨大な

労力と経費を必要とします

近年湾内の海水は綺麗になって来たと言われ

ますが、海苔の不作が原因不明のまま何年も

継続するのは何故でしょうか？

これまでの自然環境基準に上げられていない

自然環境を壊す原因が存在し、これに人間が

気付いていないに過ぎないのかとも思います

例えば、火力発電所の温排水等❗️

それらに引き替え、ノミとつるはしで掘り

下げた港は、直ぐに自然環境に融和し

単年の経済効果は僅かでも３００年を経た

現在も代々の漁民に利用されています

則ち、人間が自然環境に手を加える時は、

目先の経済的利益に惑わされる事無く、

自分の一生より永い期間で考えて、自然環境

保全と経済効果の恩恵に均衡が取れるか

考えねばなりません

今回、千葉県の県土整備部、農林水産部の

施策について我慢ならない怠慢と傲慢な判断

がありますので指摘しています

内容はその２、その３に掲載します