房総沖で本鮪が獲れました
2月15日
房総沖から伊豆三宅島近海で操業した千葉県の小型
鮪延縄船が本鮪(黒鮪)を大漁しました
200kから50k位の鮪を合計120本12トンも
釣り揚げました
多い船は12本を獲り水揚げ金額は500万円に
なったそうです、家族2人乗りの小さな漁船です
通常の鮪延縄漁は、冷凍された餌を使いますが
この超小型延縄漁船は、先ず立て縄で鯖を釣り魚倉
に海水を張って活かし、活きた鯖を餌に鮪類を狙い
ます
餌の鯖が重い釣り針を引いて勢い良く泳ぎますので
鮪さんの目にとまり食い付き易いと言う計算からで
す
もっと元をたずねれば、房州に延縄漁の概念が伝え
られ、研究されて鮪延縄漁が確立した江戸時代中期
には冷凍などの考え方は無く、活きた鯖を餌に使う
事が当然の考え方でした
活きた鯖を餌にする「活餌縄ーいけべなわ」が鮪延
縄漁の原点です
房総には、200年に亘り鮪延縄漁の原点が生き伝
えられて来ました
その結果として今回の大漁劇が生まれました
房州近海でこれだけの大漁は、
江戸中期から明治30年代までに繰り返された
昭和20年前後と鮪の来遊は気まぐれです
漁業をする事は自分の一生より長い周期で考えねば
なりませんから、日々の努力と研鑽が求められ、
その結果を手中に出来たら幸運児と思います
良い漁獲に巡り合えず下積みに一生を終える人の多
い漁師の世界で100年に1度の一期一会に巡り合
えた大漁の親子に喝采
本日の魚
🦈かじき鮪
🦈大さわら
🦈〆鯖用大鯖
🦈鯵
🦈活石鯛
🦈活真鯛
🦈活ひらめ
🦈真いわし
🦈鰤の子わらさ
🦈やりいか
🦈活〆あんこう
🦈するめいか
12時開店