豊かな海つくり大会
第40回全国豊かな海つくり大会が3日に
宮城県の当番で開催されました
NHKの録画で少しだけ見ました
参加された方の感想も2、3うかがいました
私の感じ方からすれば
大変綺麗に見えましたがこんな綺麗事で
日本の漁業の将来を語れるのだろうか
と危惧しています
天皇皇后両陛下にはウエブでご臨席賜り
ました
宮城県各地の漁港風景が映し出され
沢山の産品が展示されていました
小学生の作文朗読、水産高校生の将来の
水産業を担う決意表明の唱和
ひらめ、かれいの放流
綺麗に恙無く進行した様が見て取れました
しかし、2匹のひらめとかれいを漁港の中
に放流してひらめやかれいの魚群形成に
つながりましょうか
4人の高校生が希望を唱和していましたが
船頭は一人で決断して船全体を指揮する
ものです
個性溢れる立派な漁師の卵一人一人を4人
育てねばなりません
髪飾りに着飾った小学生の作文朗読が
協調する人を得ましょうか
NHKドラマ「もね帰る」の今日の場面は
気仙沼地域の斬新な形での気象情報放送が
受け入れてくれない住民も居る中で
もねは生まれた島での掘り起こしからやり
直そうとしています
若いもねには、海の中から生まれたような
おじいさんがついていますから幸せです
「みやしお」と言う199tの大型新鋭調査
指導船が登場していましたが、これ1隻で
千葉県以上に長い海岸線と北洋にまたがる
広い海域を網羅する事が出来ましょうか
宮城県には日本の大型秋刀魚漁船の内の
3分の1が所属していますがこの船では
秋刀魚漁の 調査は出来ません
立派な漁業者が多数存在する宮城県で
反比例して行政のレベルが低く過ぎるので
しょうか
漁業界の第一線の漁業者がこの大会を
企画運営していれば
厳しい現況を顕しつつも大きな将来展望が
見る人の心を高鳴らせたと思わずには
いられません
千葉県内には、所属する秋刀魚漁船が4隻
しかなくなってしまいまいたが 、千葉県は
旧型ながら秋刀魚漁調査船を北海道沖に
派遣しています
千葉県の調査船は昨日気仙沼を出港北東へ
調査して、今朝、釧路の南で適水温に遭遇
漂泊して日暮れを待っています
この海域のこの水温は、親潮が道東から
親潮第一分枝と呼ばれる北部太平洋の漁業
にとってこの上無い潮流の源流域の南縁
ではないかと期待されます
この親潮第一分枝がしっかりしてくれば
秋刀魚のみならず、鮭鱈するめいか等
寒流系の漁獲が向上します
この冷水域が親潮第一分枝と確認されれば
第一発見者として千葉県の調査船の価値は
高まります
この海域に秋刀魚が回遊していて今夜の
漁獲につながる事を期待しています