真鯖が押しくら饅頭接岸中、??
真鯖資源量が多かった昭和の時代は、秋、涼風
が立つ頃、道東沿岸で初漁を見て、襟裳岬
西海域、尻屋崎沖、八戸沖で11月まで操業
し、15度の水温の南下に押され一気に
三陸沿岸、相馬沖、塩屋埼沖、大津磯崎沖
へと移動して12月中頃には 銚子沖に大きな
漁場を形成滞留し、新年早々に伊豆諸島
海域の産卵域に到達する経路でした
これは初夏に黒潮西縁を200m等深線に
そって索餌北上し同じ順路を南下して産卵
海域に帰ると言う鯖教科書の典型的形態
でもありました
正月頃に勝浦沖を南下する時、黒潮が接岸
していれば、200mからの深い水温の低い
層を潜行するから勝浦沖には漁場が形成され
ずらいものでした
昨秋からの真鯖の行動を見る限り、銚子以北
での漁は散発的であり、昭和の大漁期のよう
な大きな資源量の移動とはとても思えません
がここ10日ばかり外房の極沿岸域に真鯖
が来遊しています
曾祖父母(6才以上)、祖父母(5才)を
交え、4才魚、3才魚、2才魚、何時どこで
産卵孵化したか不明の当才魚が混じった群
です
特色は、1~1、3kgの特年長魚の存在です
また100g位の当才魚も一緒にいます
卵を持った魚と、まだ抱卵していない魚が
混在しています
通常、2才魚と3才魚、3才魚と4才魚の
ような2種類位が一つの群を作る事はあって
も鯖族全てが一緒に居る事は珍しい
南下群がこんなに纏まって接岸し続ける事は
記憶にないです
海況の特色で偶然一緒に成ったのか
以前、沿岸域の水質を嫌って産卵群が近付か
ない?と言った事も根拠を失います
海は難しい
今日は鯖はいなくなりました、鰤類です
鰤が15t水揚げ中です
12時には開店致します
18時まで営業致します
よろしくお願い致します