房州の海がやっと冬海に、寒鰤の来遊が待たれます
久方ぶりに吹き荒れた大西が、房州沿岸の
暖かな水を沖へ押しやりました
替わりに冷たい深層水が沿岸部を被いました
典型的な湧昇現象です
海底近くの栄養分を多く含む海水が沿岸海面に
達し、プランクトンが発生して、
プランクトンを求めるセグロいわしなどが
集まりこれを捕食しようとする鰤類が群を
なす、房総東岸が日本一の好漁場と言われる
基礎的な姿です
時化は、漁業と大敵であると同時に良薬、
肥やしでもあります
今回、17度から19度近くあった沿岸水温
は所によっては12度まで急降下しました
明日、凪ぎればせぐろいわしやこれを追う
鰤類の漁獲が期待されます
暦の寒は過ぎましたが、房州の海はこれから
1ケ月が正に寒です
肥えた鰤が獲れたら、正に寒鰤です
明日のブログをご期待ください