フードマイレージを最小に
フードマイレージとは、我々が食べる食物を
生産地からどれだけ移動したかを数値化した
物だそうです
日本人が食べる食物の総量と輸送距離を乗じ
て積算すると９０００億トンkmになるそう
です
ちなみに人口が日本の３倍近いアメリカの
フードマイレージは３０００億トンkmにとど
まるとの事、日本人一人一人はアメリカ人
一人一人の１０倍近い輸送負荷のかかった
食物により生命を維持している事になりま
しょう（NHK報道より引用）
輸送には、トラック、鉄道貨車、船舶共に
多量の石油類を必要とします
日本人は、輸入小麦に由来するパンのみなら
ず石油をも大量に食べてしまっていると言わ
ざるを得ません
これが日本の石油輸入量を押し上げる一因
でもありましょう
木更津市内に在るあるスーパーマーケットの
キャッチフレーズ「美味しい物を世界から」
大変耳当たりの良い言葉ですがフードマイ
レージを押し上げる以外の何ものでもありま
せん
目を野に転ずれば水田は代かきが済み田植え
の準備が終わりましたが、残念ながら昨年の
刈り取りのままの田んぼが散見されます
新たな、耕作放棄田の発生です
世界から食料をかき集める前に日本の、いいえ
目の前の耕地で作った米を野菜を食べましょう
北欧や南米で養殖した魚を飛行機で運んで
美味しいとする考え方を止めなければならない
時が急速に迫り来ています
輸送コストの高騰です、比較的少ない数十トン
から数百トンの食料の輸入手段であるコンテナ
船の輸送単価が高止まりしています
報道されるようなコロナに起因する荷役の
停滞のみならず、日本の港湾の弱体化による
大型コンテナ船が寄港出来ない事により積み
出し港がアジアの他の港湾に形成されてしま
って、日本はそこに中継ぎするか 中型以下の
割り高運賃を承知で積むか！しかありません
いずれ船舶事情が緩和しても航路構造上の問題
が根底にある以上由々しき状況でしょう
今、一つ日本の資本による船会社がアジアに
１社在るものの日本本土に本社機能を有する
コンテナ船会社が存在しない現実でしょう
外国船会社に翻弄される事になりかねません
食料並び生活必需品は常時安定供給が鉄則
です、これまで日本が経験して来た
「平時のお山の大将」の考え方、価値観では
今回のような「非常時」には通用しません
とりあえず、
９０００億トンkmと言う世界一のフード
３０００億トンkmに下げましょう
日本全体での「地産地消」
県単位での「地産地消」
市町村単位での「地産地消」
プランター農園に至るまで皆々が心がけて
自給率の向上に努めましょう
必ずや安定供給につながります
国民一人一人の意識改革が必要です
世界の動乱から以上思いつくままに書きました
ご批評ください
