直売所千倉

千葉県木更津市にある、日本一小さな魚屋です。半世紀プラス25歳の青年が一人で切り盛りしています。50年の知恵と25歳の純真さが魚を美味しくお届け致します。 住所は 木更津市長須賀327ー1.電話09044300376 当店でのお取り扱いは、日銀カードのみでございます。還元ポイントは有りませんが、基礎手数料ゼロの日銀カードが 、最もお得です。 当店では、お売りする魚についてお客様にご納得いかれるまでご説明申し上げています。漁獲海域、漁獲方法、水揚げに至る経過、水揚げから店頭までの経

またまた海難救助に出遅れ‼️

5月14日土曜日未明、日本の玄関口東京湾

口の野島崎灯台南南西9マイル付近海域で、

九州に向け航行中の総トン数500トンの

貨物船が、南よりのやや強い風波に当たり

浸水、大きく面舵側に傾き航行不能となり

救助を要請した

これに対し、海上保安庁第3管区海上保安

本部は、直ちに救難体制に入ったが、救助

のための巡視船が現場海域に到着したのは、

1隻目の小型巡視船(200トン)が通報

から2時間30分後の06時、

2隻目の大型巡視船(1500トン)の到着

は07時30分、

3番4番目の大型巡視艇2隻(64トン)の

到着は09時、

静岡県から千葉県沖の広域海域警備に従事

していた大型巡視船(6000トン)が現場

付近海域に入り救難準備が整ったのは09時

、と大きく遅れ、その間に事故船は風に流さ

れ、通報から9時間近い後の12時過ぎには

野島崎灯台の西1、5マイル付近の岩場の

海岸に座礁してしまった

乗組員5名は、座礁前に救命ボートで脱出

巡視船に乗り移り無事であったが、座礁した

事故船による燃料油流出等の二次災害が大

きく懸念される現状から、この救難体制を

検証すると、海上保安庁の救難体制の不備に

起因する現場到着の遅れが、事故船曳航など

の作業による2次災害防止策の実施を困難に

した大きな原因である事がはっきりと浮かび

上がりました

事故船は、救難要請を発した03時35分前

より漂流を始め、北へ約9マイルの海岸に

12時過ぎに漂着座礁しています

都合9時間です、時間当たり1マイル流され

た計算になりますが、事故発生当時は南より

の風がやや強かった、漂着現場では東へ流れ

る沿岸流がある、等の海況を勘案すると、早

くに岩礁近くに漂流し、水深が浅く1500

トンの巡視船は 近ずけない状況に至っていた

ものであろうと思われます

この救難作戦は、もっと速やかに展開されね

ばなりませんでした

6000トンの大型巡視船は別にして、3管

海上保安部の巡視船艇4隻が5時台に到着

して曳航作戦を展開していれば、曳航は可能

であり、座礁させずに済んだものと思慮しま

正に、日本の玄関口東京湾の入り口での事故

です

救難体制は最も整っている地域です

東京湾には、横浜市海上保安庁第3管区

海上保安本部があり、

横浜海上保安部

東京海上保安部、

千葉海上保安部

横須賀海上保安部

川崎海上保安署

木更津海上保安署

船橋分遣署、があり

現場近くには館山分遣署、

下田海上保安部が存在します

日本で一番海上保安庁の屯所が密接して存在

している区域です

最も近い館山からは、約15マイル40分位

横須賀からは20数マイル1時間足らず

横浜からでも1時間30分は要しません

最も遠い下田からでも2時間半でしょうか

にもかかわらず、5隻の巡視船艇が勢揃い

したのは09時であり、通報から5時間半

後でした

何故時間が掛かってしまったのか?

休日土曜日の未明のため東京湾口警備の遊弋

巡視船の存在が有りませんでした

全ての巡視船艇は係船され、当直員だけが

存在し出動には非番員を非常呼集して人員

を整える事から始まります

為に出港を遅らせてしまいました

これほどの巡視船艇を動員しながらの有益

業務は5人の乗組員が救命ボートに移乗して

来たものを収容しただけです

事故船の漂着は防ぎ得ませんでした

これで海上保安庁の至上命題である

「国民の生命財産を護る」事が遂行出来たので

しょうか

休日には船体保全の当直員だけ他の定員者は

非番で在宅休日の現状を撤廃し、定員を増や

し少なくとも定足数の2倍を定員数に改めて

休日と言えども、定員全てが船内休憩、又は

陸上仮眠所での休憩とし、出動指令に即応

出来る体制の確立が求められます

安全はただでは得られません

大変高価な代償を必要とします

これを海上保安官の滅私奉公に求める事は

間違いです、国民が税負担により公平に担わ

ねばなりません

もちろん、船会社が船の固定資産税等の軽減

を目的に海外に船舶登記をするなど許される

事ではありません

国民が現状を良く認識し、海上保安官が精一

杯活躍してもらえる環境整備を心掛けましょう

この記事は継続更新致します