台風消滅

台風１４号は、昨日午後遠州灘沖で温帯

低気圧に変わりました

１９日朝は、房総の南東沖にあって離れた

つつあります、房総でも徐々に晴れて来る

でしょう

この台風は、関東地方に２００ミリからの

降雨をもたらすと警報されていましたが、

昨日からの２４時間では伊豆半島の一部で

１５０ミリを記録した外は総じて５０ミリ

以下でした

残念ながら、警報は空鉄砲でした

あれだけの警報が出ている中、房州のある

漁港では、通常行う台風警戒の荒天準備を

見送りました

私は、台風到来前には、必ず３人の子供に

台風の勢力、特徴、警戒事項、警戒すべき

時間、等をメールで指示しています

３回４回と更新する事もありますが、今回は

１回も発しませんでした

ある漁港の船頭達の判断も私の判断と一致

していたのでしょう

それほど今回の気象庁の警報は、房州の

気象を知る人には、過大な警報であったと

思います

しかし、過大な警報を発出する事は簡単です

が低めに判断する事は非常に難しい事です

もし、甘く見過ぎていたら自らの生命、

関係者の生命財産を失う事に直結しますから

常に慎重な判断が求められます

北洋の秋刀魚漁ははかばかしくありません

漁場としている海域に秋刀魚が少ない上に

季節が１ケ月近く進んだのか如く低気圧の

通過による荒天が多く、探索調査が思う様

に出来ていない様子

外国籍の１０００t級の秋刀魚漁船が、パラ

泊（海面に投入したブイから大きな

パラシュートを海中に広げパラシュート

から延びるロープを船首に結び、海中の

パラシュートの抵抗と船が風に流される

抵抗を平衡させて船が常に風上を向く様に

船位を保ち、船に及ぼす風波の抵抗を最小化

する荒天対処法、パラシュートの抵抗が不足

する場合はプロペラを微速回転させて補う）

している中、日本の１９９tの秋刀魚漁船は

時に支え（波風が激しくなると船首を風上に

向け微速に落として平衡を保つ）ながら調査

操業をしたそうですが、１０t位の漁獲

に終わったようです

船の傾きを示す傾斜計は左舷に２０度も傾

いた写真を添付しています

明らかに、船頭の操船技量の違いをみる思い

ですが、決して限度を越える事のありません

よう祈るばかりです

１４号くずれの低気圧は、明日明後日には

鰹、秋刀魚の漁場に影響しますが、予報通

り１０００ミリバールプラスの発達しない

状況で通過してくれますよう