直売所千倉

千葉県木更津市にある、日本一小さな魚屋です。半世紀プラス25歳の青年が一人で切り盛りしています。50年の知恵と25歳の純真さが魚を美味しくお届け致します。 住所は 木更津市長須賀327ー1.電話09044300376 当店でのお取り扱いは、日銀カードのみでございます。還元ポイントは有りませんが、基礎手数料ゼロの日銀カードが 、最もお得です。 当店では、お売りする魚についてお客様にご納得いかれるまでご説明申し上げています。漁獲海域、漁獲方法、水揚げに至る経過、水揚げから店頭までの経

大宗田かつお、うるめいわし、小鯵、活〆わらさ

🐟️🐟️本日のお刺身用お魚🐟️🐟️

🐟️活〆いさき~600g位

🐟️太刀魚~1kg位

🐟️活〆わらさ~4、5kg

🐟️活〆さわら~2、5kg位

🐟️大宗田かつお~1、5kg位

🐟️小鯵~70g位お安いですが美味しい

🐟️うるめいわし~80g位お安くお刺身

になりました、本日のおすすめ食べ方は

みそ煮

昨日の調理例、洋風和え物

🐟️活〆かげきよ~1kg位

🐟️えんざら~塩焼きにも

🐟️甲いか~800g位

🐟️活〆ひらめ

などなど

お刺身盛り合わせお造り致します

1例、活〆わらさ、歯かつお、活〆ひらめ、

飛魚なめろ、4~5人様4500円

🐟️鯖~みそ煮、塩焼き

11時に開店致します

18時まで営業致します

よろしくお願い致します



店主の独り言

7月27日の読売新聞の記事によれば、

日本は、魚類の確保にも赤信号が点いている

との事です

輸入がままならない、

養殖魚の餌料代が高騰、

漁船員の不足と近年の不漁が重なり、

1億3千万人が食べる魚が足らない

本当ですか?、

四方を海に囲まれた日本が、

地球上の4大漁場、3大漁場の一つと言わ

れる

黒潮親潮の入り会う、対馬海流が流れる

好漁場に囲まれた日本にあって、地球上の

人類の70分の1の日本国民が食べる魚が

不足する、何故ですか

何故輸入しなければならないのでしょうか?

ウニは生産が少ないから高価な物でした

採捕する漁師は、水揚げは少なくとも単価が

高いから採算は取れていました

それが、ウニを食べない地域からの安い

輸入ウニにより価額が下がり採算が取れなり

漁師がいなくなりました

13000万人の垂れ流す、合成洗剤の悪

影響により海藻が死ぬ磯焼けが起きウニは

極端に少なくなりました

漁師は二重苦に喘ぎ後継者は残りませんで

した

かにも然り、

かって高級魚と言われていた物は、輸入と

養殖に代替えされ僅かに水揚げされている

のみです

生産原価に見合う値段で売れないから獲る人

がいなくなってしまったのです

養殖魚の食べる餌の量は、大量です

最も飼料効率の良いひらめで3倍

鯛で5~6倍

ぶり、かんぱちは、8~10倍

鮪にいたっては20倍以上です

養殖魚として水揚げする数量の20倍以上の

餌を食べさせないと鮪は養殖出来ないのです

養殖魚の餌にする魚を人間が直接食べた方が

良いと思いませんか

もちろん、人間が食べずらい魚も取れてし

まう事があります、そのような魚だけで養殖

出来る範囲の養殖は否定しません

しかし、南米から飼料を大量に輸入して養殖

をする、

養殖業の大型化は、蛋白質の有効活用の面

からも、Co2の負担からしても得策では

ありません

漁船員の不足は何故起きたのでしょうか?

所得配分の誤りです

昭和50年代、鯖、いわし、秋刀魚ともに

漁船の大型化と相まって豊漁が続きました

大型量販店の台頭による小売り段階の発言

力の増大と合わせて魚価が低迷し、漁業者

への所得配分が伸びませんでした

これが漁船員不足の原因です

昭和20年、壊滅的打撃の中から日本の漁船

漁業は急速な復活を遂げました

が、昭和30年代後半には早くも生産過剰に

落ち入りました

にもかかわらず、水産庁は、巻網漁船の

大型化、底曳漁船の大型化等、水揚げの増強

施策を続けました

これ等が資源の枯渇を招き、漁業専管水域

排他的経済水域の設定へと進み、現在の苦し

い状況に至っています

これを水産庁の机の上のキャリアによる議論

で改善出来るものではありません

先般、水産庁の専門官と話そうとしましたが

全く噛み合いません、黒のパンツスーツの

キャリアが北洋の荒海を論じようとしても

出来ない事です

これ等の官僚による漁業は余りにもお先が

見えていません

漁業はある意味、略奪産業です、

漁師が命をかけた産業です

これを制御するのが官庁の仕事です

それが証拠に現在の漁業規制はほとんど後

追いです

枠組が先に出来た北洋転換トロールなど

あとかたもありません

今一度原点にかえり漁業を考えましょう

日本の経済構成「商工士農」を正しい意味

での「士農工商」に位置替えしましょう

人間生存の基本である食の原点である農業

と漁業の安定が一番です

これを大型量販店に牛耳じさせておいては

いけません

農業、漁業の現場に所得配分をしなければ

なりません

それが最大の食料安保です

私が、中学を卒業した昭和37年

同級生450人の内半分の200人からが

就職しました、70人からが漁船員になり

ました、安房水産高校、勝浦水産高校を卒業

して漁船員になった同級生もいます

衝撃的な会話をはっきり覚えています

私の同級生の一人が、バス停で校長先生から

声をかけられました

「おい、宇畑君元気にやっているか?稼ぎ

はどうだ?」

「先生元気です、今日の勘定で5万円あたり

ました」

校長先生は驚いて

「何、5万円だと、俺の月給と同じではない

か、いいことだ、頑張れよ」

と励ましてくれたそうです

当時の漁船の給料は完全な歩合制でした

水揚げから直接経費を差引き、船主4、

乗組員6の割合に分け、乗組員数に役職手当

例えば、船頭は+1人分、機関長+1、船長

  1. 0、5、冷凍長+0、5、通信士+0、3

会計(事務長)+0、2、機関員+0、2、

等4~5人分を加えた人数で割り1人配当

としました

そして、時化勘定と称し、4日操業して

時化休みがあればその都度精算されました

その、5日分かが5万円だったのです

当時、お米が1俵1万円だったように漁船員

の給料も高給でした

が、現在、陸上勤務の方々の給料は10~

20倍に上がっているのに、お米の値段も

漁船員の給料も横ばいでは後継者は育ちま

せん

みんなで考えましょう

農業、漁業共に後継者問題は喫緊の重大事

です

お米も魚も、テレワークでは生産できません

自然とどっぷり付き合ったお天道様戦いで

あり、共作です

お米を作ってくれる人を

魚を獲ってくれる人を大事にしましょう