直売所千倉

千葉県木更津市にある、日本一小さな魚屋です。半世紀プラス25歳の青年が一人で切り盛りしています。50年の知恵と25歳の純真さが魚を美味しくお届け致します。 住所は 木更津市長須賀327ー1.電話09044300376 当店でのお取り扱いは、日銀カードのみでございます。還元ポイントは有りませんが、基礎手数料ゼロの日銀カードが 、最もお得です。 当店では、お売りする魚についてお客様にご納得いかれるまでご説明申し上げています。漁獲海域、漁獲方法、水揚げに至る経過、水揚げから店頭までの経

知床半島オホーツク海側海難

昨日13時過ぎ北海道知床半島のオホーツク

海側で遊覧船の浸水行方不明事故が発生した

音声通信で事故を知らせて来た後連絡が途絶

えて捜索が難航しています

行方不明者は、乗組員2名を含め26名と

言う、海水温5度前後の状況からして絶望

です

捜索、救助の遅れが致命傷です

海上保安庁は、事故通報直後に対策本部を

立ち上げたと言いますが現場が動いていま

せん

保安庁航空機の現場到着は16時30分過ぎ

巡視船の到着は18時近くと報ぜられてい

ます、遅過ぎます

今回の海域からし

第1に、小型ジェット機による偵察飛行を

行い、現場を確認する事です、釧路基地に

偵察機が居れば13時40分には現場に着いて

いる。千歳基地から発進させても14時には

現場に着いていなければなりません

第2に、釧路基地より即座にヘリコプターを

発進させれば14時には現場に入っています

第3に、北海道道庁にヘリコプターの発進を

要請

第4に、沿岸漁船に可能な限りの捜索救難

活動を要請する~配信された画像から察する

に5トン以上の漁船であれば日没まで捜索

活動は可能でした

多くの目視捜索以外に発見する手立てはあり

ません

遭難船からの最後の通信は14時と報道され

ています、ヘリコプターが14時に現場に着

いていれば人命は確保出来ました

全てが後手に回りました、残念な事です

しかし、これには明らかな理由が有ります

道東には、保安庁部署の数は多くありますが、

それぞれの部署の規模は小さく、あらかじめ

担当海域が設定されていて、共同で広域救難

体制を組む能力が無い事

第2に、機材が配置されてはいても人員の配置

は日勤扱い分しか配備されていず、大規模

出動には非常呼集をかけて人員調達を謀らね

ばならないのが実情です

今回もこれらの理由により出動が大幅に遅れ

たものと思慮します

非常時に対応する官庁の部署の人員の配置は

常に120%でなければなりません

我々は、デジタルにうつつをぬかし、先を見

るより、これまでに築いた基礎財産ををしっ

かり保全する事に心配りたいものです

19トンの遊覧船で60人の最大搭載人員数

も多過ぎましょうが、乗組員が2名とは少な

過ぎます、緊急時に対応出来ません

非常時通信が音声通信だけとは間違いです

自動発信の遭難信号噐を搭載させておかねば

ならないでしょう

いずれにしても無念な事です

ご遺体が収容され成仏なさる事をお祈り

致します

24日05時掲載

日が昇るにつれ捜索活動が進行して10時

30分現在、意識不明の7人を発見収容した

との事です

昨日の内の収容であれば生存の可能性があ

ったと思うと残念を通り越して救命当局の

殺人行為かと思う程に悔しく思います

更に遭難者が発見出来ますよう祈ります

12時追加更新

3日目の朝を迎えましたが進展がありません

あろうはずがないのでです

山の遭難は動きませんかが、海の遭難は現場

が動きます、初動確立が全てを決します


半世紀近い昔、千倉の漁船が北洋漁場向け

沖出し中に浸水沈没事故を起こし結果は全員

死亡でしたが、救難体制は万全でした

昭和45年6月2日12時20分に浸水沈没

の危険を通報するや、第1管区釧路海上保安

部巡視船「ゆうばり」が傍受した

ゆうばりは直ちに応答

「直ちに急行する、ラジオブイの周波数を

知らせ、頑張れ」と臨戦体制に入った

遭難漁船「第八幸栄丸」無線士は冷静に送信

した

「浸水の為船体が45度に傾いた、SOSブイ

は7NADDU.漁業用ブイはC-1612.5KCと

R-1627.5KC、位置北緯41度20分東経

147度35分、これより救命ボートに移乗

する、救助頼みます」との送信をしたのは

12時40分でした

保安庁はゆうばりを先頭に航空機も繰り出し

救援活動を展開、

所属漁協は、直ちに対策本部を立ち上げ、

千倉町、千葉県水産部、千葉県漁連、業界

漁協と連携して時化の海に捜索救難活動を

指揮したが翌朝発見出来た物は浸水して無人

の救命ボートと多くの浮遊物だけでした

更なる捜索で2人の遺体を収容しましたが

他19人は行方不明のままです

千葉県知事は、国に自衛隊機の出動を特別

要請して努力しましたが、救助はおろか遺体

収容も進みませんでした


ゆうばりが1報を傍受してくれた、洋上

監視中の為ゼロ分で臨戦体制に入ってくれた

無線士により位置が確定していた

SOS発信器、漁業用ラジオブイの周波数確認

により移動する現場が把握出来た

水産庁漁業取締船、僚船21隻、保安庁

多くの協力が得られた

等々、当時としては万全を期し得た状況でも

駄目でした

時代が違います、現代は

一人の、いや今回は命のかかった26人の人

ために13000万人が連帯で救援する則ち

国が全国民に代わり保証する意識の確立が

求められます

25日10時追加更新