直売所千倉

千葉県木更津市にある、日本一小さな魚屋です。半世紀プラス25歳の青年が一人で切り盛りしています。50年の知恵と25歳の純真さが魚を美味しくお届け致します。 住所は 木更津市長須賀327ー1.電話09044300376 当店でのお取り扱いは、日銀カードのみでございます。還元ポイントは有りませんが、基礎手数料ゼロの日銀カードが 、最もお得です。 当店では、お売りする魚についてお客様にご納得いかれるまでご説明申し上げています。漁獲海域、漁獲方法、水揚げに至る経過、水揚げから店頭までの経

もねの父親は牡蠣養殖業に中年就労

NHK朝の連続ドラマ「もね帰る」より


気象予報士もねのじいさんは牡蠣養殖業

「永浦水産」を営んで来た

東日本大震災津波で全てを失ったが再起

して頑張って来た、しかし、又竜巻被害に

遭い廃業を決意する

長男の耕治は、高校卒業時父親の無言の

期待をよそに学校に進み銀行員になって

しまい出世したが、

現在に至り、

父親の老いの姿、次女の生き様、女房の期待、

自らの人生への満足度に鑑み、

銀行員を早期退職してじいさんの跡を継がせ

てくれと懇願しました

今、気仙沼市の牡蠣養殖業者は88経営体

だそうですが、外に出ていて家に帰り後継者

となる、「永浦水産」型が1年に数軒ずつ

見られるそうです

千葉県の衰退著しい漁業を見る時、羨ましい

限りです

「僕は、水大の入試が受からなかったら、

水大の研究所で労務員をしても実務を覚えて

養殖場を継ぐんだ」と言った長男の言葉が

耳にこびりついています

長女は、近大の水産科をすべって浪人中に

養殖場が大災害に襲われ諦めました

3人の子供たちは、なんとか養殖場を立ち

直そうと無給で働いてくれましたが

養殖場の物置に布団を持ち込んで寝起きを

続けた次女は

「お父さん、ゆうちゃんは安房高を卒業して

3年頑張ったが、段々悪くなるばかり、

もう無理だよ諦めよう」と言いました

千葉県最大のひらめ養殖場の経営を立ち行か

なくした原因は

県営農地整備事業からの土砂流出事故

県営安房中央ダムからの土砂流出

朝夷水道企業団ダムからの土砂流出

による取水障害でした

4半世紀昔、被害者側が被害を証明しずらい

事を幸いに加害者の行政側は逃げ切りました

養殖場を倒産させて14年

長男長女は中途半端な人生を歩んでいます

自らを顧みて

もねの実家「永浦水産」がじいさんから

耕治お父さんへそして次女みーちゃんに

引き継がれて行くことを祈ります